野音 Live on '94 6.18/19

THE BLUE HEARTS 野音 Live on '94 6.18/19歌詞
1.すてごま

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

おろしたての戦車でブッ飛ばしてみたい
おろしたての戦車でブッ放してみたい
何か理由がなければ 正義の味方にゃなれない
誰かの敵討ちをして カッコ良くやりたいから

君 ちょっと行ってくれないか
すてごまになってくれないか
いざこざにまきこまれて
泣いてくれないか

あの娘に俺が何をやったのかなんて
覚えてるはずがないだろ 俺はやってない
何かきっかけさえあれば 次は俺の順番だ
今度こそやってみせる
やってやってやりまくるんだ

潜水艦も持ってる 魚雷も積んでる
戦闘機も持ってる 燃料はいつも
満タンにしておいてある
いつでも飛び立てるように
すべてを焼きつくすほどの爆弾が出番を待ってるぜ

君 ちょっと行ってくれないか
すてごまになってくれないか
いざこざにまきこまれて
死んでくれないか


2.夢

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利

あれも欲しい これも欲しい
もっと欲しい もっともっと欲しい
俺には夢がある 両手じゃ抱えきれない
俺には夢がある ドキドキするような
家から遠く離れても
なんとかやっていける
暗い夜に一人でも 夢見心地でいるよ

たてまえでも本音でも
本気でも うそっぱちでも
限られた時間のなかで
借りものの時間のなかで
本物の夢を見るんだ
本物の夢を見るんだ

あれもしたい これもしたい
もっとしたい もっともっとしたい
俺には夢がある 毎晩育ててる
俺には夢がある 時々びびってる
何だかんだ言われたって
いい気になってるんだ
夢がかなう その日まで
夢見心地でいるよ

たてまえでも本音でも
本気でも うそっぱちでも
限られた時間のなかで
借りものの時間のなかで
本物の夢を見るんだ
本物の夢を見るんだ

あれも欲しい これも欲しい
もっと欲しい もっともっと欲しい
あれもしたい これもしたい
もっとしたい もっともっとしたい

あれも欲しい これも欲しい
もっと欲しい もっともっと欲しい
あれもしたい これもしたい
もっとしたい もっともっとしたい


3.やるか逃げるか

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利

南の国へ行こう
日焼けでもしに行こう
死んだらそれでさようなら
勲章の一つでももらえるかもしれない

南の国へ行こう
ダイエットしに行こう
死んだらそれでさようなら
面と向かってキックされたらどうするんだ?

やるか逃げるか どうする?
やるか逃げるか どうする?

戦車に乗れるかもよ
マシンガン撃てるかも
死んだらそれでさようなら
安っぽいヒロイズム 嫌いじゃないもんな

愛するあの娘のため
平和を守るために
死んだらそれでさようなら
不条理に不意打ちを食わされたらどうする?

やるか逃げるか どうする?
やるか逃げるか どうする?


4.旅人

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

プルトニウムの風に Oh 吹かれてゆこう

桜のトンネルや悪魔の通り道
川を渡ったり山に登ったり
あらゆる探検やあらゆる冒険の
登場人物に憧れて
旅人よ 後ろには
出来たばかりの道がある

導火線に火がついたのは
いつだったろうか
中学生の頃か生まれる前か
爆発寸前の火薬のような
レコードが好きだった
旅人よ 傾いたこの世界から
転げ落ちそう

プルトニウムの風に Oh 吹かれてゆこう
プルトニウムの風に Oh 吹かれてゆこう

世界のてっぺんに辿り着けるぜ
アイデアたっぷり やり方バッチリ
強烈なインパクト第一印象で
みんな幸せになっちゃうような
旅人よ 計画通りにいかないことが
たくさんある
プルトニウムの風に Oh 吹かれてゆこう


5.ラブレター

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

本当ならば今頃 ボクのベットには
あなたが あなたが あなたが居て欲しい
今度生まれた時には 約束しよう
誰にもじゃまさせない 二人の事を

読んでもらえるだろうか 手紙を書こう
あなたにあなたにあなたにラブレター
新しいステレオを注文したよ
ボクの所へあそびにおいで
ああ…ラブ・レター 百分の一でも
ああ…ラブ・レター 信じて欲しい

ほかの誰にも言えない 本当の事
あなたよあなたよしあわせになれ
あなたよあなたよしあわせになれ


6.夕暮れ

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

はっきりさせなくてもいい
あやふやなまんまでいい
僕達はなんなとなく幸せになるんだ

何年たってもいい 遠く離れてもいい
独りぼっちじゃないぜウィンクするぜ

夕暮れが僕のドアをノックする頃に
あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる

幻なんかじゃない 人生は夢じゃない
僕達ははっきりと生きてるんだ

夕焼け空は赤い 炎のように赤い
この星の半分を真っ赤に染めた

それよりももっと赤い血が
体中を流れてるんだぜ

夕暮れが僕のドアをノックする頃に
あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる

幻なんかじゃない 人生は夢じゃない
僕達ははっきりと生きてるんだ

夕焼け空は赤い 炎のように赤い
この星の半分を真っ赤に染めた

それよりももっと赤い血が
体中を流れてるんだぜ
体中を流れてるんだぜ
体中を流れてるんだぜ


7.俺は俺の死を死にたい

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利

誰かの無知や偏見で
俺は死にたくはないんだ
誰かの傲慢のせいで
俺は死にたくはないんだ

俺は俺の死を死にたい
俺は俺の死を死にたい

車輪の下で苦しむより
長い靴下を履いてる
ピッピと遊びに行きたいな
ほら男爵も誘おうか?

俺は俺の死を死にたい
俺は俺の死を死にたい

※豚の安心を買うより
狼の不安を背負う
世界の首根っこ押さえ
ギターでぶん殴ってやる※

俺は俺の死を死にたい

寝たきりのジジイになって
変なくだをぶちこまれて
気力も萎えきっちまったら
無理して生き延びたくはない

俺は俺の死を死にたい
俺は俺の死を死にたい

(※くり返し)

いつか俺はジジイになる
時間は立ち止まりはしない
いつか俺はジジイになる
時間は立ち止まりはしない
時間は立ち止まりはしない
時間は立ち止まりはしない


8.少年の詩

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

パパ、ママ お早ようございます 今日は何から始めよう
テーブルの上のミルクこぼしたら ママの声が聞こえてくるかな
1.2.3.4 5つ数えて バスケットシューズがはけたよ
ドアをあけても 何も見つからない
そこから遠くを ながめてるだけじゃ

別にグレてる訳じゃないんだ ただこのままじゃいけないってことに
気付いただけさ
そしてナイフを持って立ってた

僕やっぱりゆうきが足りない「I LOVE YOU」が言えない
言葉はいつでもクソッタレだけど 僕だってちゃんと考えてるんだ
どうにもならない事なんて どうにでもなっていい事
先生たちは僕を 不安にするけど
それほど大切な言葉はなかった

誰の事も恨んじゃいないよ ただ大人たちにほめられるような
バカにはなりたくない
そしてナイフを持って立ってた

少年の声は風に消されても ラララ……
間違ちゃいない

そしてナイフを持って立ってた

そして!
いろんな事が思い通りになったらいいのになあ


9.僕の右手

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

僕の右手を 知りませんか?

僕の右手を 知りませんか?
行方不明になりました
指名手配のモンタージュ 街中に配るよ
今すぐ捜しに行かないと
さあ 早く見つけないと
夢に飢えた野良犬 今夜 吠えている

見た事もないような ギターの弾き方で
聞いた事もないような 歌い方をしたい だから
僕の右手を 知りませんか?

人間は みんな弱いけど
夢は必ずかなうんだ
瞳の奥に眠りかけた くじけない心
いまにも 目からこぼれそうな
涙の理由が言えません
今日も明日もあさっても
何かを捜すでしょう

見た事もないような マイクロフォンの握り方で
聞いた事もないような 歌い方するよ だから
僕の右手を 知りませんか?


10.緑のハッパ

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

地球は何人乗りだ まあ まあ
定員オーバーだったら ブー まあ まあ

まだまだ行けるぜ

四ツ葉のクローバーが まあ まあ
足りなくなっちまうぜ まあ まあ

まだまだ行けるぜ

荷物はちっちゃいほうが まあ まあ
ポコチンでっかいほうが まあ まあ

まだまだ行けるぜ

ナゾがナゾを呼び まわる緑のハッパ

地球は何人乗りだ まあ まあ
定員オーバーだったら ブー まあ まあ

まだまだ行けるぜ

ルール破っても まあ まあ
マナーは守るぜ まあ まあ

まだまだ行けるぜ


11.青空

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利

ブラウン管の向う側
カッコつけた騎兵隊が
インディアンを撃ち倒した
ピカピカに光った銃で
出来れば 僕の憂うつを
撃ち倒してくれればよかったのに

神様にワイロを贈り
天国へのパスポートを
ねだるなんて本気なのか?
誠実さのかけらもなく
笑っている奴がいるよ
隠しているその手を見せてみろよ

生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
運転手さんそのバスに
僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で

生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
運転手さんそのバスに
僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で

青い空の真下で 青い空の真下で
青い空の 青い空の


12.月の爆撃機

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

ここから一歩も通さない
理屈も法律も通さない
誰の声も届かない
友達も恋人も入れない

手掛かりになるのは薄い月明り

あれは伝説の爆撃機
この街もそろそろ危ないぜ
どんな風に逃げようか
すべては幻と笑おうか

手掛かりになるのは薄い月明り

僕は今コクピットの中にいて
白い月の真ん中の黒い影

錆びついたコクピットの中にいる
白い月の真ん中の黒い影

いつでもまっすぐ歩けるか
湖にドボンかもしれないぜ
誰かに相談してみても
僕らの行く道は変わらない

手掛かりになるのは薄い月明り


13.1000のバイオリン

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい

夜の扉を開けて行こう
支配者達はイビキをかいてる
何度でも夏の匂いを嗅ごう
危ない橋を渡って来たんだ
夜の金網をくぐり抜け
今しか見る事が出来ないものや
ハックルベリーに会いに行く
台無しにした昨日は帳消しだ

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい

揺篭から墓場まで
馬鹿野郎がついて回る
1000のバイオリンが響く
道なき道をブッ飛ばす
誰かに金を貸してた気がする
そんなことはもうどうでもいいのだ
思い出は熱いトタン屋根の上
アイスクリームみたいに溶けてった

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい


14.メドレー未来は僕等の手の中爆弾が落っこちる時ロクデナシNO NO NO風船爆弾(バンバンバン)ハンマー人にやさしくダンス・ナンバー


15.情熱の薔薇

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

永遠なのか本当か 時の流れは続くのか
いつまで経っても変わらない そんな物あるだろうか
見てきた物や聞いた事 今まで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ちわかるでしょう

答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやって来る 心のずっと奥の方

なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう そんな気持ち分かるでしょう

答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやって来る 心のずっと奥の方

情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう
花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥の方


16.リンダ リンダ

作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト

ドブネズミみたいに美しくなりたい
写真には写らない美しさがあるから

リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ

ドブネズミみたいに誰よりもやさしい
ドブネズミみたいに何よりもあたたかく

リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知って下さい

愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない
決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ

リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダ リンダリンダリンダ


17.TRAIN-TRAIN

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利

栄光に向って走る あの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう
弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく
その音が響きわたれば ブルースは加速していく

見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ

ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない
いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない
ロマンチックな星空に あなたを抱きしめていたい
南風に吹かれながら シュールな夢を見ていたい

見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ

TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも
TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも

世界中にさだめられた どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は どんなにすばらしいだろう
世界中に建てられてる どんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう

見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ

TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも
TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも

TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも
TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも

栄光に向って走る あの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう
土砂降りの痛みのなかを 傘もささず走っていく
いやらしさも汚ならしさも むきだしにして走ってく
聖者なんてなれないよ だけど生きてる方がいい
だから僕は歌うんだよ 精一杯でかい声で

見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ

TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも
TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも

TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも
TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも